防衛省防衛研究所は29日付で、日本の安全保障環境に関する年次報告書「東アジア戦略概観2013」を公表した。沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返す中国について「日本の有効な支配を突き崩そうとしている」と指摘。国力増大を背景に「周辺国との摩擦を恐れない行動を取るようになってきている」と警戒感を示した。
報告書はまた、習近平中国国家主席の過去の言動を検証し、「共産党統治体制を維持するために民族主義を強調することをいとわない政治家」と分析した。
北朝鮮情勢では、軍指導部の刷新などを経て「金正恩(第1書記)の軍への統制力が強化されつつある」とし、「核保有国」としての立場を既成事実化するため、今後も核実験を継続するとの見通しを示した。
東アジア・極東地域は世界でも指折りの情勢不安定で危険な地域だろう。それもこれもほとんどは中国の超覇権主義のためだろう。北朝鮮は一発芸のような国で何かしでかせば国がなくなるだろうが、その後始末が大変だろう。日本はそんな地域の中にあって不安定要素の渦中にいる。紛争当事国と言っても良い立場に置かれていることを認識してあまり平和ボケをかまさない方が良いだろう。
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