28日の日経平均株価は、円高傾向に加えて中国株が値下がりしたために、前日比157円83銭安の1万2335円96銭と反落した。引けにかけ押し目買いが入ったことや、先物への買いもあってやや下げ渋った。東証1部の出来高は29億8319万株。売買代金は2兆1803億円。騰落銘柄数は値上がり538銘柄、値下がり1099銘柄、変わらず72銘柄。
 
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州債務問題に対する懸念が影響してかドルが下落した。午後は週末の海外休場を控え、小動きとなった。午後5時現在は1ドル94円18~20銭と前日比52銭のドル安・円高だった。始まりは、キプロスの銀行営業再開に伴う資金流出への懸念やイタリア国債格下げのうわさなどからドル安が進んで、94円30銭前後で始まった。中盤は、輸出企業の期末に絡んだドル売りに押される展開で、午前中は上海などアジア株の下落を眺め、94円前後までじり安歩調となった。午後に入ってからは方向感に欠ける値動きとなり、終盤は94円20銭前後で推移しているようだ。キプロス問題については金融市場は少し神経質になっており、ユーロ売り材料になりやすいという。また、基本的には欧州と米国の景況感の違いがユーロ安の要因という意見もあるようだ。
 
 
今日はドルが下げてトヨタも大きく値を下げている。中国株安で中国頼みのコマツも下げ調子だが、三菱重工だけが大きく値を上げている。クレディスイス証券は、27日付で同社の目標株価を従来の400円から700円に引き上げたようだ。
 
 
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