潜水艦や水上艦の動向を探知する海上自衛隊の次期哨戒機P1の納入式が26日、川崎重工業岐阜工場(岐阜県各務原市)で開かれた。納入された2機は神奈川県の厚木基地に配備、約2年の試験飛行を経て海上の警戒監視に当たる。
 
 
P1は現在のP3C哨戒機の後継で純国産のジェット機。川重によると、搭載された電子機器から発生する電磁波の影響を避けるため、翼のフラップや方向舵などの制御システムに光ファイバーを通じ操縦信号を送る世界初の実用機だ。
 
 
左藤章防衛政務官は「尖閣諸島周辺での中国船の領海侵入など情勢は厳しさを増している。P1が日本や国際社会の安全確保のため中核的な役割を果たすと確信している」と述べた。
 
 
防衛省によると、P3Cと比べて高速性などの点で勝り、レーダーの探知能力も向上した。海自は保有するP3C約80機をP1約70機に置き換える計画を進めている。
 
 
この機体は対潜哨戒機としても高性能だが、対艦ミサイルを10発も搭載できるそうで対艦攻撃にも大きな威力を発揮するそうだ。この機体を70機装備すると言うが、問題はまさにその点で200億の機体をこの財政難の折70機も揃えられるのだろうか。毎年7機、10年で70機だが、毎年1500億ほども費用がかかることになる。70機が揃えば極めて大きな戦力になるだろうが、・・・。
 
 
日本ブログ村へ(↓)