19日の日経平均株価は、円相場が下げ渋り、休日前で利益確定も入ったようだが、引けにかけて先物に大口の売りが入り、前日比247円60銭高の1万2468円23銭と大幅反発で引けた。終値では、15日に付けた昨年来高値1万2560円95銭に次ぐ水準となる。20日のFOMC結果や、バーナンキFRB議長の会見を見極めたいとの指摘もあったが、ポジション整理の動きが強まる展開にはならなかったようだ。東証1部の出来高は28億3921万株。売買代金は1兆9464億円。騰落銘柄数は値上がり1274銘柄、値下がり351銘柄、変わらず82銘柄。
19日の東京外国為替市場のドル円相場は、キプロスの金融支援問題が午後に入って尾を引き、1ドル95円台半ばに伸び悩んだようだ。午後5時現在は95円45~47銭と前日比72銭のドル高・円安だった。始まりは買い戻しが優勢で、キプロスに対する支援条件である銀行預金の削減で、ユーロ圏が小口預金の保護方針を表明したことから、金融市場への深刻な影響は避けられるとの見方が広がったようだ。95円台前半で始まったあとは実質五・十日要因の実需の買いなどに支えられ上昇し、仲値後にニューヨーク市場の高値の95円60銭水準を抜けると、投機筋の買い戻しを巻き込んで一時95円75銭前後まで上げが加速した。しかし、期末の資金還流に伴う売りも厚いようで、午後に入ると伸び悩んだようだ。さらに、キプロス議会は銀行課税を認めないだろうという政府報道官のコメントが伝えられたことで、ドル売りが強まったといい、一時95円40銭前後まで下げた。終盤は95円台半ばでもみ合ったようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともにしっかりと値を戻して引けている。やはりドルが上げてくれないといけないようだ。
日本ブログ村へ(↓)