15日の日経平均株価は、円が主要通貨に対して値を下げたことやアジア株が堅調なことなどで、前日比179円76銭高の1万2560円95銭と大幅続伸。終値ベースで、連日の昨年来高値更新となり、1万2500円台は08年9月8日(1万2624円46銭)以来、約4年半ぶりの高値水準となる。さらに大引けのインデックス買いに、指数を押し上げた。東証1部の出来高は38億8634万株。売買代金は2兆9486億円。騰落銘柄数は値上がり1238銘柄、値下がり380銘柄、変わらず88銘柄。
 
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀の正副総裁人事の通過に伴う調整売りからドルが小幅安となった。午後5時現在は1ドル96円03~05銭と前日比15銭のドル安・円高だった。始まりは、米失業保険申請件数の改善にもかかわらず、ドルが伸び悩んで、95円90銭台で始まった。中盤は、96円30銭近くまで上伸したが、日銀正副総裁の人事が参院で同意された後は、材料出尽くし感からドルが売り戻された。後半は、日経平均株価を含むアジア株が堅調なことから96円10銭前後まで緩やかに上昇したが、終盤は96円を挟んでもみ合ったようだ。
 
 
この先は日銀の新体制が臨時金融政策決定会合による金融政策に注目が集まっているが、無期限緩和の前倒しなど市場が予想している緩和策は2、3回程度の決定会合で使い切ってしまうとして、先行きの金融政策の見通しに着目する声もあるようだ。また、米長期金利の上昇が止まっており、ドルの上値を追う展開にはなりにくいとの指摘もあるようだ。
 
 
今日のトヨタは大きく値を上げて5千円台を回復している。三菱重工も小幅ながら値を上げたが、コマツだけが小幅ながら値を下げ、ちょっと冴えないようだ。
 
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