中国の全国政治協商会議(政協)の呂新華報道官は2日、同会議の3日の開幕を前に記者会見した。呂氏は沖縄県・尖閣諸島をめぐり悪化する日中関係について、「もし日本が自衛隊艦艇や航空機を出動させ、中国側のパトロール活動を妨害し、不測の事態が起きれば、一切の責任は日本側にある」と強い口調で警告した。
呂報道官は日本政府による尖閣購入を改めて非難。日本の「右翼勢力」の戦争責任や靖国神社参拝、歴史教科書問題を挙げ、「日本が歴史を直視し深刻に反省しないなら、道徳面で永遠に被告席に立つことになる」と批判した。
さらに「領土主権の問題では絶対に譲歩しない」と主張し、「重要なのは日本が中国の主権を損なう活動を停止することだ。特に日本の指導者は無責任な発言をやめるべきだ」と訴えた。
呂報道官は深刻化する中国の大気汚染については「工業化、都市化が急速に進む過程にあり、エネルギーの消費が大きい」として、「北京などで短期間に大気の基準を達成することはできない」と悲観的な見通しを示した。
自分が良ければすべてよしという中国人の考えそうなことだが、国家間の紛争でどちらか一方にすべて非があるということはあり得ない。太平洋戦争も米国の策略に日本がまんまと乗ってしまったのが原因で日本にもさまざま非があっただろうが、開戦のすべての原因が日本にあったわけではない。中国は急速に経済を膨張させてきたが、そろそろその歪みが外に出て来ている。大気汚染だけでなく今後は様々な問題が噴出してきて中国も大きな代償を払うことになるだろう。
日本ブログ村へ(↓)