米国防総省は25日、今月14日に東部メリーランド州の空軍基地内で最新鋭ステルス戦闘機F35の操縦席から煙が出る事故が起きていたと明らかにした。ソフトウエアとの関連性が高いため、部品製造元のハネウェル社に関連部品を送り、詳しい調査を命じている。
ロイター通信によると、ハネウェルが同機で担当したのは熱管理システムで、トラブルが相次ぎ運航停止中の米ボーイング787型機と同様にリチウムイオン電池が使用されている。同社広報は関連性を否定し、F35の事故の原因はソフトウエア関連で、暫定修正済みという。
国防総省は22日、F35の定期検査で1機にエンジンの回転翼部分に亀裂が見つかったため、米軍が保有する全51機の飛行を一時停止すると発表。リトル報道官は25日、同省内で記者団に対し、「安全を考慮した措置」と強調。
一方で、F35計画責任者のボグダン中将は同日、豪でAFP通信などに対し、「1、2週間以内に飛行は再開される」との見通しを示していた。
米国防総省は時期は明らかにしていないが、F35を嘉手納基地へ配備する方針で、日本も航空自衛隊の次期主力戦闘機として購入を予定している。
開発中の初期故障や不具合は付き物だが、それで開発が遅延することになると航空自衛隊は随分と困るだろう。F4は機体寿命、性能寿命共にもう限界だろうし、F15の近代化改修もなかなか進まない。F2は数が少なすぎるでは戦後最大の危機を迎えたこの時期何とも心細い。F35の性能はともかく一刻も早く新型戦闘機が欲しいところだろうが、・・・。
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