25日の日経平均株価は、日銀総裁人事でドルが買われて、前日比276円58銭高の1万1662円52銭と大幅続伸となり、昨年来高値を更新し高値引けとなった。終値ベースで、08年9月29日以来となる水準となった。後場の中ごろの時間帯には小動きとなる場面もみられたが。引けにかけて下値を切り上げる展開となった。東証1部の出来高は33億6536万株で、売買代金は2兆132億円となり、前週末22日に続き2兆円の大台に乗せた。騰落銘柄数は値上がり1368銘柄、値下がり252銘柄、変わらず80銘柄。
週明け25日の東京外国為替市場のドル円相場は、次期日銀総裁に金融緩和に積極的な人材が起用されることになり、大幅に上昇した。午後5時現在は、1ドル94円12~17銭と前週末比87銭のドル高・円安だった。始まりは、次期総裁としてアジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁(元財務官)の起用が固まったとの報道に94円70銭前後に上昇した。その後は、利益確定売りに伸び悩む展開となり、93円90銭台まで値を下げる場面も見られた。後半から終盤は、正副総裁人事をほぼ織り込み、小動き、終盤は再び堅調となり、94円10銭前後でもみ合っているようだ。黒田氏は積極緩和派とみられており、朝方は円売り材料となったというが、円安誘導と受け止められるような金融政策は打ち出しにくいとの見方もあり、ドルの上値は抑えられたようだ。
今日のトヨタはドルが上げたことから値を戻して引けている。三菱重工も好調だが、コマツだけがやや値を落として引けているのは基盤が異なるからだろうか。
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