小野寺防衛相は20日、メイバス米海軍長官と防衛省で会談し、中国海軍による海上自衛隊護衛艦への火器管制レーダー照射などの事態を踏まえ、日中防衛当局による緊急連絡体制「海上連絡メカニズム」の構築を急ぐべきだとの認識で一致した。
小野寺氏は「メカニズムをしっかりと作ることが大切だ。米国の力も借りたい」と協力を要請し、メイバス長官は「(メカニズムなどを通じて)事態をエスカレートさせないために対話や連絡が重要だ」と応じた。
メイバス長官は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を巡る日中対立の平和的解決に向けて、「尖閣諸島が(対日防衛義務を定めた)日米安全保障条約の適用対象になることを中国にアピールしていくことが重要だ」とも強調した。
確かにそうした連絡体制は必要だろうが、双方の考え方にあまりにも隔たりがあるので連絡体制を作ったとしても有効に機能するかどうか疑問ではある。日中双方の主張には正反対と言ってもいいほどの隔たりがあるし、中国海軍の国際法に対する感覚にも大いに問題がありそうだ。尖閣だけでなく中国の海洋進出と覇権主義は今後もいろいろと尾を引きそうだ。
日本ブログ村へ(↓)