海上自衛隊の護衛艦に中国海軍の艦艇が射撃用の火器管制レーダーを照射した沖縄県・尖閣諸島の周辺で、海自と中国海軍の艦艇が対峙(たいじ)する状況が続いていることが6日、政府関係者の話で分かった。
 
尖閣諸島周辺では、民主党政権が昨年9月に同諸島を国有化したころから、海洋監視船などの中国公船が領海侵入を繰り返し、海上保安庁の巡視船が警戒・監視活動に当たっている。
 
政府筋によると「刺激が強いから公表していなかったが、尖閣の周辺海域では、ずっと艦艇同士がにらみ合っていた」。レーダー照射があった公海上で半年近くにわたり、日中の艦艇が対峙し、緊張状態が続いていたことになる。
 
 
表に出ているのは海保や中国の海洋監視船だが、実際の主役は軍艦と軍用機だろう。海は駆逐艦や潜水艦、空は監視用の航空機、そして戦闘機、いつどこで不測の事態が起こってもおかしくはない状態だろう。そんな状態でFCSによる照射を行うと言うのはまさに和戦は紙一重の状態だろう。まあ国家の面子はともかく今ここで日中が争っても何も利益はないのだから冷静の上にも冷静に対応すべきだろう。ただし、しなやかに、そして強かに。そして、万が一の場合の対応についてはしっかりとシミュレーションしておくべきだろう。
 
 
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