5日の日経平均株価は、スペイン、イタリアなどの政情不安を嫌気して、前日比213円43銭安の1万1046円92銭と6営業日ぶりに反落し、安値引けだった。利益確定売りが強まり、株価指数先物にもまとまった売り物が出て、指数を押し下げた。円安一服も重しになったようだ。また、5日の欧米株式動向を見極めたいとの空気も手控え要因となった。東証1部の出来高は48億304万株。売買代金は2兆5468億円。騰落銘柄数は値上がり300銘柄、値下がり1326銘柄、変わらず68銘柄。
 
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州の政局不安などを受けて下落、午後5時現在は、1ドル92円19~21銭と前日比54銭のドル安・円高だった。始まりはスペイン首相の金融問題やイタリアの総選挙に対する懸念からユーロが急落、ドル円も連れ安となった。中盤は、輸入企業の買いなどに92円50銭台まで盛り返したが、その後は、日経平均株価の下落に反落、終盤は92円20銭前後で弱含んだようだ。市場では、7日のECB理事会を前にポジションを手仕舞い、利益を確保しておきたいという思いがあったが、一方で日銀総裁人事や追加金融緩和期待など日本固有の円安要因があるとして、ドル円の下値は底堅いとの声も多いようだ。
 
 
今日のトヨタは円安一服を嫌ってかやや値を落とした。三菱重工はどうしたことか大幅に下落しているが、値を上げ過ぎと言うこともあるのかもしれない。コマツも勢いなく値を落として引けている。
 
 
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