22日の日経平均株価は、日銀金融政策決定会合の結果発表を受け、先物が買われ、1万859円42銭(前日比111円68銭高)まで上伸したが、その後は失速し、前日比37円81銭安の1万709円93銭と続落だった。円が再び強含むと主力株中心に利益確定売りが広がり、一時1万615円20銭(同132円54銭安)まで下落する場面があったようだ。しかし、引けにかけては下げ渋り、1万700円台を維持した。なお、日銀は22日、2%の物価上昇率目標の導入と14年以降の期限を定めない毎月一定額の資産買い入れを決定した。東証1部の出来高は39億1720万株。売買代金は2兆1044億円。騰落銘柄数は値上がり502銘柄、値下がり1066銘柄、変わらず129銘柄。
 
 
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀の金融緩和策発表を受けていったんは急伸したその後利益確定などの売りに押されて急反落し、一時1ドル88円台後半に下落した。午後5時現在は89円08~09銭と前日比50銭のドル安・円高だったようだ。始まりから午前中は日銀の決定会合の結果待ちとなり、おおむね89円60銭前後で推移していたが、午後に日銀がオープンエンド(無制限)の資産買い入れなどの緩和策を発表した直後、ドルは90円台前半まで買い進まれた。しかし、オープンエンドの開始時期が2014年だったことが、失望感を誘ったようで、当面の利益確定を図る動きも加わってドルは急速に軟化し、88円台後半まで売られたようだ。しかし、目先ドルは日銀絡みの材料出尽くしでいったん調整局面となるだろうが、調整は短期的だろうという見方が大方のようだ。
 
 
ドルが下げるとトヨタなどの輸出企業は感情的に良くないのだろう。株価は思わしくなく値を下げている。コマツもやや値を下げたようだが、三菱重工だけは何とか踏みとどまったようだ。
 
 
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