11日の日経平均株価は、為替が円安に振れたことや政府の経済対策などを好感して、前日比148円93銭高の1万801円57銭と大幅に3日続伸。終値ベースで11年2月21日以来ほぼ1年10カ月ぶりに1万800円台を回復した。しかし、3連休控えて利益確定売りの動きも強く、前場高値1万830円43銭(前日比177円79銭高)を前にもみ合い商状となった。東証1部の出来高は35億3316万株。売買代金は2兆1137億円と昨年3月9日のSQ算出日以来の高水準。騰落銘柄数は値上がり1035銘柄、値下がり530銘柄、変わらず130銘柄。
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、政府の緊急経済対策の決定を受けて日銀の追加金融緩和への期待が改めて高まり、一時22010年7月以来約2年半ぶりに1ドル89円台まで上昇した。午後5時現在は89円04~08銭と前日比77銭のドル高・円安だった。始まりは、緩和期待が進んで、89円00銭前後まで急伸して始まった。昨年11月の経常収支が10カ月ぶりの赤字に転落したこともドル円の支援材料となった。その後、利益確保や輸出企業の売りに押されて88円80銭前後まで値を下げたものの、午後に入ってからは再び堅調に推移、終盤は89円を挟んでもみ合う展開となったようだ。市場では海外勢が追加緩和や経常赤字を改めて材料視する可能性があるとして、連休中にさらにドル高・円安が進む可能性があるとみられている。
トヨタは円安の追い風で順調に値を伸ばし、三菱重工はほとんど急騰と言うくらいの値上がりぶりだ。コマツも堅調に値を上げていて政権が変わるとこれほど市場心理が代わるのかと驚くばかりだ。
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