第11管区海上保安本部(那覇市)によると、11日午前10時50分頃から正午頃にかけて、中国の海洋監視船「海監」4隻が沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)内に入った。
午後7時現在、4隻とも同水域内を航行している。中国公船が接続水域内を航行するのは8日以来。海上保安庁の巡視船が警戒を続けている。
沖縄・尖閣諸島周辺で海上保安庁が進める領海警備の強化策の全容が10日、わかった。巡視船12隻態勢で、乗組員となる職員400人規模の尖閣専従チームを新設する。新規採用枠の拡大では足りず、定年延長の枠組みを新たに検討する。
12隻態勢をつくるため、今年度補正予算で1千トン級の巡視船6隻の新造を要求し、2015年度までに就航させる。さらに、今年秋の6500トン級「あきつしま」の就航で退役予定だった巡視船など、古い3千トン級の2隻を改修し、領海侵入を繰り返す中国公船に対応できるよう最高速度を上げる。鋼鉄製の巡視船の耐用年数は通常は25年程度だが、全面改修で15年ほど寿命を延ばす。今年度予算の予備費で新造が認められた1千トン級4隻も、尖閣専従として14年度から順次就航させる。
尖閣諸島周辺の海も騒がしいようだが、警察組織である海上保安庁の役割はそろそろ終わろうとしているかもしれない。次は言うまでもなく軍隊である自衛隊の出番となるだろう。
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