10日の日経平均株価は、為替が円安に振れたことを好感して、前日比74円7銭高の1万652円64銭と続伸。TOPIXは同9.97ポイント高の889.02ポイントとなり、1月4日の昨年来高値888.51ポイントを更新した。しかし、指数寄与度の高いファーストリテ決算や日経平均ミニ先物・オプション1月物のSQ(特別清算指数)算出を控え、見極めムードもあり、上値は限定されたようだ。東証1部の出来高は41億7142万株と11年3月16日以来の高水準。売買代金は1兆9712億円。騰落銘柄数は値上がり1218銘柄、値下がり396銘柄、変わらず83銘柄。
 
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀の追加金融緩和への期待が高まりドルが上昇した。午後5時現在は1ドル88円27~27銭と前日比80銭のドル高・円安だった。始まりは、政府・日銀の連携強化を掲げた前日の経済財政諮問会議を受け金融緩和期待からドルが買われ、88円10銭前後で始まった。その後87円台に下落する場面も見られたものの、午後に入ると内外株式の堅調を受けてドルは再び強含み、欧州勢が参加し始める時間帯には88円30銭近辺まで上昇した。市場では、政府が11日に発表する緊急経済対策が注目されている。発表に絡んで安倍晋三首相が行う発言に市場が反応する可能性があるという。
 
トヨタとコマツはなかなかしっかりで推移したようだ。ドルが上げればやはりトヨタは強いようだ。三菱重工はこのところ異様に元気が良い。尖閣による特需期待だろうか。
 
 
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