9日の日経平均株価は、ドルが盛り返したことが好感されたようで、前日比70円51銭高の1万578円57銭と3日ぶりに反発した。指数先物にも断続的ながら買い物が入り、一時は1万620円70銭(前日比112円64銭高)まで上昇する場面があった。東証1部の出来高は36億6709万株。売買代金は1兆9394億円。騰落銘柄数は値上がり1132銘柄、値下がり437銘柄、変わらず126銘柄。
9日の東京外国為替市場のドル円相場は、朝方に利益確定の売りに押された後はドルがじり高に推移、午後は経済財政諮問会議の初会合を控えて積極的な取引が手控えられ、小動きとなったようだ。午後5時現在は1ドル87円47~49銭と前日比10銭のドル高・円安だった。
始まりはポジション調整でドル安が進み、86円90銭台で始まったが、中盤からは輸入企業のドル買いが優勢となり、午前中に87円50銭前後まで上昇した。午後に入るとドル買いは一服したものの、夕刻の経済財政諮問会議に絡み安倍内閣のデフレ・円高脱却策に対する思惑もあり、ドル円は底堅く推移、終盤は、87円台半ばを中心に狭い範囲での値動きとなったようだ。現在のドル円相場は要人発言に敏感に反応しやすいようで、市場では諮問会議後の会見などが注目されているようだ。
今日は三菱重工が驚くばかりの大幅高、トヨタはドルが盛り返してしっかり、コマツは小幅な伸びに止まっている三菱重工は午前10時52分に前日比22円高の443円を付け、年初来高値を上回った。大和証券が8日付で投資判断を「中立」から「買い」へ2段階引き上げたそうだが、目標株価は500円で、まだまだ12%程度の開きがある。
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