20日の日経平均株価は、見送りムードや利益確定に押されて、前日比10円56銭安の9142円64銭と5営業日ぶりに小反落した。日銀は金融政策決定会合で政策金利の現状維持などを決定したが、市場の反応は薄かった。東証1部の出来高は18億6971万株と4日ぶりに20億株を割り込んだ。売買代金は1兆1012億円。騰落銘柄数は値上がり869銘柄、値下がり672銘柄、変わらず147銘柄。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、1ドル81円台前半で足踏みしたが、終盤に日銀総裁の発言が伝わるとやや売られたようだ。午後5時現在は81円15~20銭と前日比12銭のドル安・円高だった。金融政策に関する安倍自民党総裁の踏み込んだ発言で急速にドル高・円安が進んだことから、利益確定売りが出たようだ。豪ドル円が追加利下げ観測から下落したこともドルには重しとなったようだ。日銀が正午過ぎに金融政策の現状維持を発表するとドル売りは一服、午後は81円20銭台でもみ合いが続いたようだ。白川日銀総裁が、3%の物価目標は現実的ではない、中央銀行の独立性を是非尊重してもらいたいなどの発言が伝わると、安倍氏の掲げる金融緩和の実現は難しいとの見方が広がったようで、ドルは一時81円10銭近辺まで売られた。しかし、この発言はある程度予想されていた内容で、ドルは底堅いようで終盤は下げ止まった。
今日はトヨタとコマツがやや下げたが、三菱重工だけが小幅ながら値を上げている。
日本ブログ村へ(↓)