民主党は13日、国会内で常任幹事会を開き、出席者から、年内の衆院解散を目指す野田首相の動きに対する批判や反発が続出した。
幹事会では、年内解散への反対論のほか、首相退陣を求める声が上がり、輿石幹事長が首相に対し、「党の総意」として解散に反対する考えを伝えることを決定した。輿石氏はこの後、国会内で首相と会談し、これを報告した。これに対し、首相は年内解散を断行する考えを崩していない。民主党内の攻防は緊迫している。
首相はこれに先立つ衆院予算委員会で、8月の自民、公明両党との3党首会談で「近いうちに国民に信を問う」と約束したことについて、「『近いうちに』と言った意味は重たいと受け止めているので、近いうちに解散するということだ」と、年内解散の意思が固いことを示した。
今、解散総選挙に打って出ても民主党に勝ちはない。引き延ばしたとしても勝ちがないのは一緒だ。野田総理は自公とある程度合意を取り付けて選挙後に民主党穏健保守派をまとめて自公民の連立勢力を作るつもりだろうか。当面の政治勢力を考えれば新鮮さも面白味もないだろうが、一番現実的な路線で当面国内外の状況や経済を安定させるには一番の特効薬だろう。奇をてらっても状況はそうは簡単には動かない。今は政治勢力を結集して安定した政治を実現することが第一だろう。
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