9日の日経平均株価は、週末の調整で積極性に乏しくマイナス圏での小動きが続いて、前日比79円55銭安の8757円60銭と5日続落し、終値としては10月16日以来の8800円割れとなった。上海総合指数の上昇で日経平均はやや下げ渋ったが、戻りは限定的だった。売買代金は9334億円(同464億円)。騰落銘柄数は値上がり337銘柄、値下がり1185銘柄、変わらず156銘柄。
週末9日の東京外国為替市場のドル円相場は、米財政問題に圧迫され、1ドル79円台半ばで上値が重かったようだ。午後5時現在は1ドル79円47~51銭と前日比40銭のドル安・円高だった。始まりは米国の財政の崖が引き続き意識されてドル安が進み、79円50銭前後で始まった。その後は輸出企業のドル買いが入ったり、10月の中国鉱工業生産の堅調ぶりを受けて豪ドルなどクロス円が上昇したものの、ドル円への影響は限定的だったようで、日中の値動きは15銭程度の狭い値幅にとどまったようだ。
今日はトヨタとコマツは概ね日経平均に従って値を下げているが、三菱重工だけは踏みとどまったようだ。航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)として2016年度に導入する最新鋭ステルス戦闘機F35の部品製造への国内企業参加を認める方針を固めたためだろうか。F35の部品製造に日本企業が参加すれば、国産の防衛技術力の維持・向上と、すそ野が広いため、経済効果が期待できるだろう。
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