海上保安庁と海上自衛隊は24日、若狭湾で不審船追跡の共同訓練を実施した。海保から巡視船艇4隻とヘリ1機、海自から護衛艦など2隻とヘリ1機が参加。原発テロをもくろむ不審船が現れたとの想定で、連携を確認した。
訓練は漁船に偽装した北朝鮮工作船が日本領海に侵入した平成11年3月の能登半島沖不審船事件で海保と海自の連携不足が指摘されたことを受けて始まり、今回で11回目となる。
不審船を追跡して停船させるまでの流れを確認し、海自護衛艦から海保ヘリに給油する訓練も実施。海上警備行動が発令された際に海自が海保からスムーズに追跡を引き継げるよう、情報共有にも重点を置いた。
沖縄県の尖閣諸島周辺で中国公船の活動が活発化する中、海保と海自の連携をアピールし、中国を牽制(けんせい)する狙いもある。
海保と海自が連携、これは本当に良いことだ。縄張り意識が強い日本のお役所だが、最近は陸上でも警察と陸自の共同訓練などが行われている。まだ、摺合せ程度の内容だろうが、高度な連携で不測の事態に効果的に対応できるようになると良い。今後もさらにレベルアップした訓練を続けて欲しいと思う。
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