19日の日経平均株価は、このところ急に値を上げて来た株価に警戒感が強まり上げ足が鈍ったのか、上値は重かったが、前日比19円82銭高の9002円68銭と5日続伸し、終値としては9月25日以来3週間半ぶりに9000円台を回復した。週末ということもあり、手じまい売りに上値を抑えられる場面もあったが、下値は限定的だった。東証1部の出来高は17億5927万株。売買代金は1兆393億円。騰落銘柄数は値上がり991銘柄、値下がり519銘柄、変わらず171銘柄。
 
週末19日の東京外国為替市場のドル円相場は、米国経済が改善しつつあることからドルが続伸し、午後は高値圏でもみ合ったようだ。午後5時現在は1ドル79円34~39銭と前日比25銭のドル高・円安だった。始まりは米国経済状況の改善を受けてドル高が進み、79円30銭台で始まった。中盤は、輸入企業のドル買いで一時79円40銭台まで値を上げたが、同様に売り圧力も強く上値は重かったようだ。午後に入ると、調整加減で、もみ合いとなった。今後もドルが値を上げるという見方と日銀の金融緩和はほぼ消化されてもみ合い相場になるという見方が交錯しているようだ。
 
 
今日のトヨタは小幅な続伸、ちょっと値を上げ過ぎたための調整と利食いだろうか。三菱重工とコマツはなかなかしっかりだった。三菱重工は、ノルウェーのエネルギー会社から、CO2回収装置に関する技術評価プログラムの概念設計を受注したと発表した。この装置は、出力約28万キロワットの天然ガス焚(た)き複合火力発電設備への設置が計画されているようだ。装置の二酸化炭素回収能力は日量約3400トンが計画されているという。いろいろなことをやるものだが、これは実証装置で16年に入札で導入する装置が決定されるようだ。
 
 
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