航空自衛隊が今年7~9月に領空侵犯の恐れのある中国機に対して行った緊急発進(スクランブル)は54回で、4~6月の15回の3.6倍に急増したことが18日、防衛省のまとめでわかった。情報収集機などが尖閣諸島の北約300キロ付近まで飛来しているといい、尖閣諸島を巡る日中間の緊張の高まりが影響した可能性もある。ただし、7~9月としては、四半期ごとのデータがある05年度以降で最多だった昨年度より2回少なかった。
一方、今年度上半期(4~9月)の外国機に対するスクランブルは209回で前年同期比6回増加し、半
期ごとのデータがある03年度以降の10年間で最多を記録した。うち対ロシア機は同28回増の134回(約64%)、対中国機は同14回減の69回(約33%)だった。
尖閣問題の影響で海だけでなく空も慌ただしいようだ。航空自衛隊の戦闘機は減らされ続けてきたが、こうなるとそれが恨めしい。もう少し数を揃えておけばよかったように思う。特に残念なのはF-2の装備数を削減したことで出来ればF-2の飛行隊を2個程度増勢して那覇と小松辺りに置いておけば良かったように思う。那覇基地は飽和状態だというから別の施設を整備して配備しても良いだろう。戦闘機の増勢は搭乗員や整備員などハード以外の問題もあるのでおいそれとはいかない。減らすのは簡単だが増やすのは一朝一夕には行かない。
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