野田佳彦首相は1日、官邸で記者会見し、第3次改造内閣の閣僚名簿を発表した。皇居での閣僚認証式を経て、夕方に発足する。民主党の城島光力前国対委員長を財務相、前原誠司前政調会長を国家戦略担当相、田中真紀子元外相を文部科学相に起用するなど18人の閣僚のうち10人を交代させる大幅改造となった。

首相は会見で、第3次改造内閣発足を踏まえ「未完の社会保障・税一体改革を最後までやり抜く。チーム力を最大限発揮していかなければならない。(民自公の)3党合意に基づき、社会保障の残された課題について超党派で議論を煮詰めていかなければならない」と述べた。 

改造ではこのほか、樽床伸二前幹事長代行が総務相、三井辨雄(わきお)政調会長代理が厚生労働相、長浜博行官房副長官が環境相兼原発事故担当相、中塚一宏内閣府副大臣が金融担当相に決まった。

田中慶秋副代表は法相兼拉致問題担当相、小平忠正衆院議院運営委員長は国家公安委員長に就く。郵政民営化・防災担当相には国民新党の下地幹郎幹事長を充てた。

留任は岡田克也副総理、玄葉光一郎外相、郡司彰農林水産相、枝野幸男経済産業相、羽田雄一郎国土交通相、森本敏防衛相、藤村修官房長官、平野達男復興相の8閣僚。民主党参院議員からの入閣はこれまでより1人多い4人となった。

先の代表選に出馬した原口一博元総務相、赤松広隆元農林水産相、鹿野道彦前農水相の陣営からの起用はなく、首相支持の議員で固めた。一方、党役員人事では選対委員長に鉢呂吉雄前経済産業相が決まった。

首相は2日に副大臣、政務官人事を決めた後、自民党の安倍晋三総裁、公明党の山口那津男代表に会談を呼び掛け、社会保障・税一体改革に関する3党合意を再確認したい考えだ。
 
 
どうも蔵ざらえ内閣と言う感じだが、この内閣が民主党最後の内閣になるだろうからこれまで功績のあった民主党のお歴々をできるだけ閣僚に据えたという風情だ。そうして顔をそろえておいて少しでも人気を上げて内閣の命脈をつなごうという腹積もりだろうか。
 
 
内外に問題山積の今の日本でこんなことばかりやっていてこの国は本当に大丈夫かとも思うが、現場力の日本だから政治が錯乱していても何とかなるのだろう。しかし、何時までもそう現場力に頼っていても限界があるだろうからそろそろしっかりとした政治体制を構築すべきだろうが、この国の国民も夢ばかり見ているようだからどうなることやら。いい加減に本格的な政権が登場して欲しいところだが、どうもそんな政権も見当たらないようだ。
 
 
「負けるな、日本」
 
 
そう声援を送りたいがそれを受ける者がないというのは悲しいことだ。これが過激な国ならもうとっくにクーデターでも起こっているのだろうが、そうはならないのが日本の日本たる所以だろうか。いずれにしても民主党にはとっとと退場してもらいたいところだ。
 
 
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