27日付の香港紙・星島日報は中国軍消息筋の話として、最近就役した同国初の空母「遼寧」は北海艦隊に配備され、青島(山東省)を母港とすると伝えた。
同筋によると、中国はフィリピンなどと南シナ海の領有権を争っていることから、遼寧は当初、南シナ海を管轄する南海艦隊に配備される予定だった。しかし、遼寧は試験・訓練を主要任務とすることになった上、沖縄県・尖閣諸島をめぐり日本との対立が激化したため、配備先が日本に近い艦隊に変更された。
遼寧はウクライナで原型が建造され、北海艦隊の基地がある大連(遼寧省)で改装作業が行われた。大連にしばらくとどまり、試験航行を行うという。
この空母とかいう船、中国は誇らしげに喧伝しているが、実際に空母として使用できるのだろうか。カタパルトもない、着艦拘束装置も不完全、そうかといって中国には実用STOVL機もない。一説によれば機関も艦に見合った大馬力のタービンがなくディーゼルを積んでいて速力は20ノット以下とも言う。艦載機のない空母など始末に困る脆弱な艦船でしかない。これを配備して威嚇しようと言う中国の意図が分からないのだが、・・・。当面は内海の黄海で空母の運用についてデータでも取る気なのだろう。
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