防衛省は7日、2013年度予算の概算要求をまとめた。総額は12年度当初予算比1.6%減の4兆6362億円。次期主力戦闘機F35の2機分の取得費として308億円を計上した。
12年度に4機購入したF35は、13年度契約分から国内で最終組み立てを行う。米国に支払う技術移転料などで、取得単価は12年度(96億円)の1.6倍に上昇。組立工場整備費1168億円も新たに要求した。
南西防衛の強化では、水陸両用車4両を25億円で購入。沖縄県・与那国島への沿岸監視部隊配置に向け、施設設計や監視装置取得の費用62億円を盛り込んだ。
北朝鮮の弾道ミサイル対応では、赤外線センサーで発射源を探知する滞空型無人機システムの研究に30億円計上した。
防衛費の総額は減少しているが、F35用の経費は急上昇している。2機で300億円に工場整備費が1168億円、何とも金食い虫なことだ。それでも経済的な効果もあるだろうが、実際に子の戦闘機をどう使用して抑止力としてどの程度の威力があるのだろうか。緊張が高まってきな臭くなっている東アジアの当事国として防衛費を減額することが良いことなのか判断が分かれるところだろうが、与那国島への監視部隊配備は良いことだろう。
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