31日の日経平均株価は、FRB議長の講演を控えて様子見気分が広がり、さらに先物に売りが出て、前日比143円87銭安の8839円91銭と大幅に続落し、終値としては8月7日以来3週間ぶりの安値を付けた。下げ幅は7月23日以来の大きさだった。円が対主要通貨で上昇したことも一因で、輸出関連株を中心に弱含んだようだ。東証1部の出来高は15億8565万株。売買代金は9158億円。騰落銘柄数は値上がり286銘柄、値下がり1270銘柄、変わらず114銘柄。
週末31日の東京外国為替市場のドル円相場は、月末要因で輸出企業のドル売りに押されて小幅下落した後、終盤は米金融政策の行方を見極めようと様子見姿勢が強まったようだ。午後5時現在は1ドル78円46~46銭と前日比17銭のドル安・円高だった。朝方の東京市場は、前日の海外市場でユーロが下げたことでドル円も値を下げ、78円50銭台で始まった。中盤は月末とあって輸出入企業の売り買いが交錯、輸出サイドのドル売りが優勢となり、78円台前半に下押しされた。午後は積極的に売りを仕掛ける向きもなく、戻り歩調だったが、バーナンキ米FRB議長の講演を前に模様眺めムードが広がっていたようだ。ドル軟調の要因は、米追加緩和への思惑が根強く、米金利低下を受けた日米金利差の縮小が意識されているという見方があったようだ。
今日のトヨタは、ドルの軟調で大きく値を下げて引けている。三菱重工もパッとせず、コマツもつられて沈んで引けたようだ。
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