20日の日経平均株価は、材料難の薄商いや円の下げ渋りで、前週末比8円66銭高の9171円16銭と3日続伸も小幅な伸びに止まった。一方、TOPIXは同1.15ポイント安の764.66ポイントと3日ぶりに反落した。それでも下値は限定的で、押し目買いに支えられて持ち直した。東証1部の出来高は13億1910万株。売買代金は7601億円。出来高・売買代金とも13日以来1週間ぶりの低水準。騰落銘柄数は値上がり626銘柄、値下がり880銘柄、変わらず166銘柄。
 
週明け20日の東京外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加緩和観測が後退して日米金利差の拡大が意識され、一時7月12日以来約1カ月ぶりに1ドル79円台後半まで上昇した。終盤にはユーロに買いが集まったが、ドル円は材料に乏しく動きは小さかった。午後5時現在は79円49~51銭と前週末比10銭のドル高・円安だった。取引開始後は、前週末に発表された米経済統計が好調だったことから、米国の追加緩和への期待が低下してドルが強含み、79円50銭台で始まった。その後、投機筋のドル買いに支えられて79円60銭台まで上昇したが、お盆休み明けの輸出企業のドル売りに上値を押さえられ、日経平均株価が上げ幅を縮小させるなどアジア株が総じて伸び悩んだことから、79円台半ばでもみ合ったようだ。ドル高が続いたための一時的な調整。相場の基調は変わっていないという見方が大方のようだ。
 
 
今日のトヨタとコマツはやや値を下げているが、これも円の下げ渋りのためだろうか。三菱重工は小幅ながら値を上げて引けている。
 
 
日本ブログ村へ(↓)