16日の日経平均株価は、円高修正を足掛かりに輸出株などが値を伸ばし、前日比167円72銭高の9092円76銭と大幅反発だった。終値としては7月4日以来の高値を付けた。追加の手掛かり材料難で、買いは一巡でやや鈍ったようだが、売りも弱く、引けにかけて先物への断続的な買いを支えに上げ幅を拡大し、ほぼ高値で引けた。東証1部の出来高は15億7444万株。売買代金は9238億円。騰落銘柄数は値上がり1230銘柄、値下がり332銘柄、変わらず108銘柄。
 
16日の東京外国為替市場のドル円相場は、好調な経済統計を材料に米長期金利が上昇、日米金利差拡大を受けてドル買いが進んだようだ。午後5時現在は1ドル79円21~24銭と前日比28銭のドル高・円安だった。出だしは、7月の米鉱工業生産や8月の米住宅建設業者信頼感指数などの改善を受けてドル買いが強まり、79円00銭前後で始まった。中盤は輸入企業のドル買いで緩やかに上昇する一方、輸出企業のドル売りに上値を抑えられ、79円10銭台で足踏み状態となった。その後は日経平均株価などアジア株が総じて堅調なことから、市場のリスク回避姿勢が後退し79円20銭近くまで上昇、午後には79円30銭台まで切り上げた。その後は米金利の伸び悩みに連動する形でもみ合った。
 
ベトナム訪問中の枝野経済産業相は、ハノイでグエン・タン・ズン首相と会談し、三菱重工の子会社が開発している国産旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を国営のベトナム航空で採用するよう求めた。その三菱重工は今日はしっかりと値を上げている。トヨタは円高修正で大幅高、コマツもしっかりと値を伸ばしている。
 
 
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