自民党元衆院議員で「国会の暴れん坊」や「ハマコー」の異名をとった浜田幸一(はまだ・こういち)氏が5日、急性心不全のため、千葉県富津市内の自宅で死去した。83歳だった。

通夜は9日午後6時、告別式は10日午前11時、いずれも同市西大和田1334の1の天昇閣で近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は長男で元防衛相の浜田靖一同党衆院議員。

浜田氏は、千葉県議などを経て1969年の衆院選で旧千葉3区から初当選した。93年に引退するまで、計7期務めた。衆院予算委員長だった88年、共産党を攻撃する発言で国会空転を招いた責任を取って委員長を辞任するなど、言動がたびたび物議を醸した。自民党の名物議員としても知られ、政界引退後はテレビ番組に出演するなどして活躍した。
 
 
良いところも悪いところもあった問題国会議員だったが、どこか憎めないお人好しのところがあった。また、その物言いは良いも悪いも本質を突いてはばからないある種の小気味よさがあった。悪事もいろいろあったようだが、そんなところが憎めない魅力だったのだろう。荒れ場に強いまさしく戦闘的な国会議員だった。冥福を祈りたい。
 
 
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