3日の日経平均株価は、7月の米国雇用統計の結果見たさの様子見で、安値圏でこう着し、前日比98円07銭安の8555円11銭と反落だった。終値としては7月27日以来約1週間ぶりに8600円を割り込んだ。円高一服や、アジア株の底堅い推移を反映し、後場寄り直後に下げ渋る場面もみられたが、全体的に積極性は乏しかった。東証1部の出来高は17億6542万株。売買代金は9431億円と4営業日ぶりに1兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり222銘柄、値下がり1360銘柄、変わらず81銘柄。
週末3日の東京外国為替市場のドル円相場は、ECBの金融政策に対する失望でユーロ売りに連れてドルが小幅下落して始まった後は、7月の米雇用統計発表を控えて様子見、小動きとなった。午後5時現在は、1ドル78円25~26銭と前日比21銭のドル安・円高だった。ECBは政策金利を据え置き、市場が織り込んでいた国債買い入れ(SMP)も条件付きでの再開を示唆するにとどまった。これでドル円は、ユーロの失望売りになびき、朝方の東京市場で78円10銭前後まで値を下げた。その後は、実質的な五・十日で実需筋のドル買いに支えられて78円20銭前後まで上げたが、午後に入ると、米雇用統計見たさに模様眺め気分となり、狭い範囲でもみ合ったようだ。
トヨタは8月3日の第1四半期決算の発表会見で、2012年3月期まで4期連続の営業赤字となっている単独決算について13年3月期は何が何でも黒字を達成したいようだ。震災の影響等を除いた前期の実質赤字は3700億円であり、今期700億円まで赤字が圧縮されると「ネットで3000億円の改善となるという。原価改善や輸出車両の価格引き上げなど、円高対策の一層の徹底により、第2四半期以降も黒字を確保し、通期での黒字転換を狙っていく構えという。そのせいか、トヨタは株価を上げているが、三菱重工とコマツは値を下げて引けている。
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