26日の日経平均株価は、ユーロが踏ん張って下げ渋ったことからじり高となって、前日比77円20銭高の8443円10銭と5営業日ぶりに反発だった。上値を圧迫していたキヤノン は後場寄り直後に下げ幅を縮小。先物にまとまった買いが観測されると、現物市場では好業績見通しを開示したJFE> などを中心に一段高となった。東証1部の出来高は19億1062万株。売買代金は1兆1018億円。騰落銘柄数は値上がり1355銘柄、値下がり243銘柄、変わらず74銘柄。
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、輸出入企業の取引で小動きする中、介入警戒感を背景に底堅い展開となったようだ。さらに欧州勢が参加すると、イベントを控えて様子見姿勢が強まり、ポジション調整の小動きにとどまった。午後5時現在は1ドル78円15~16銭と前日比05銭の小幅ドル安・円高だった。前日の海外市場で発表された6月の米新築住宅販売が市場予想を下回ったことで、朝方の東京市場は重かったようだが、仲値にかけて輸出企業のドル売りが優勢となり、78円05銭前後まで下落した。その後は輸入企業のドル買いに加えて政府・日銀による介入警戒感も根強いことから78円15銭程度まで買い戻された。午後に入ると、ショートカバーのユーロ買いがドル円相場にも波及、ドルがやや強含む場面も見られた。その後は、27日に発表される第2四半期の米GDP(国内総生産)速報値など重要イベントが意識されて模様眺めムードが広がり、値動きに乏しい展開となったようだ。
トヨタは、今年上半期の世界販売実績で、昨年トップのGMを上回り、上期では2年ぶりに世界一の座に返り咲いた。トヨタは昨年、東日本大震災の影響による大規模な減産で3位に転落したが、年間での首位奪回に向けて販売が順調に回復していることが明らかになった。そのせいだろうか、トヨタはしっかりと株価を上げているが、それでも3千円台に届いていない。三菱重工、コマツもそれぞれしっかりと値を上げて引けている。
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