米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機を載せた民間貨物船は23日早朝、岩国基地(山口県岩国市)に到着する見通しだ。森本敏防衛相は21日のテレビ番組で、23日に搬入される日程に変更がないことを明言するとともに、民主党の前原誠司政調会長らが搬入の先送りを求めていることに不快感を示した。安全性への懸念から地元は強く反対しており、政府・与党内の亀裂も深まる中、オスプレイの国内上陸が迫っている。

「我々が進めようとしている政策は間違ってはいない。党として言うのはいいが、同じメッセージを米国にも伝え、周辺国にも理解してもらうことが必要ではないか」

森本氏はBS朝日の番組で、オスプレイの搬入を容認する政府方針に与党から批判が出ていることへの不満を吐露した。米側は岩国で試験飛行を行ったうえで普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備する方針だが、森本氏は「安全が確認できると確信するまで飛行しないと日米間で約束している」と強調した。

森本氏は20日夜、カーター米国防副長官と東京都内のホテルで会談し、4月にモロッコ、6月に米フロリダ州で起きた墜落事故について「必要な改善策」を盛り込んだ調査報告書を速やかに提供するよう求めた。国土交通省の航空機事故調査担当者らでつくる専門家チームの受け入れも要請し、8月上旬で調整している訪米の際に自らオスプレイに試乗する意向も示した。カーター氏は「国防総省としてできる限りの協力をする」と応じた。

玄葉光一郎外相も21日、福島県石川町で講演し「非常に性能が高く、南西諸島防衛を含め抑止力が高まる」と配備の意義を説明。「万一事故が起きたらとんでもないことになる。安全性の確認を徹底してやらなければならない」と述べた。

日本政府は23日の搬入後、独自に安全性を確認することで国民の理解を得たい考えだが、搬入の強行がオスプレイ配備への反発を増幅するのは必至だ。
 
 
どうして政策が出るたびに分裂していくのか、この民主党と言う政党は。調整能力が欠如しているのか、それとも本来同じ政党に所属すべきではないものたちが集っているのか。そう言えば普天間移転はどうしたんだろうか。コンクリートから人へ、事業仕分け、子ども手当、高速道路無料化、政治主導、CO2、25%削減、TPP、後は何があったっけ、政策を出しては分裂していく政党も珍しい。
 
 
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