19日の日経平均株価は、アジア株が持ち直して前日比68円81銭高の8795円55銭と反発。TOPIXも10営業日ぶりに上昇して取引を終えたようだ。しかし、追加の手掛かり材料難で全体的に動意は乏しく、上値は限られたようだ。しかも、円が対主要通貨で高止まりしたため、先物への売りに押し返されて伸び悩む場面もあった。東証1部の出来高は15億354万株。売買代金は8741億円と、5営業日ぶりに9000億円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり1196銘柄、値下がり350銘柄、変わらず118銘柄。
19日の東京外国為替市場のドル円相場は、日米金利差縮小に対する観測から軟調な展開となっているようだ。欧州勢が参加した時間帯以降も上値が重い状況が続いている。午後5時現在は1ドル78円59~63銭と前日比44銭のドル安・円高だった。前日の海外市場では、欧州債務問題に対する悲観的な見方からユーロが売られ、追随してドルも対円で値を下げた。そんな流れを引き継いだ東京市場は、78円75銭前後で推移、さらに前日に米長期金利が低下したことから、日米の金利差縮小が意識されたとして、徐々にドル安・円高が進んだようだ。しかし、政府・日銀の市場介入に対する警戒感や実需筋のドル買いオーダーで下げ渋ったようだ。
今日はトヨタとコマツがしっかりと値を戻し、三菱重工も何とか上向いたが、この先も当分は行ったり来たりの重お経が続くのだろう。
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