13日付の中国紙、京華時報によると、中国農業省は12日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含む東シナ海で、休漁期の漁場管理強化などのため漁業監視船による巡視活動を不定期に行うと発表した。
中国の漁業監視船は11、12の両日、尖閣諸島周辺の日本領海内に侵入。中国側は「中国が管轄する海域での巡視活動」などと説明、日本の抗議は受け入れないとしており、今後も領海侵犯が続く可能性がありそうだ。
京華時報によると、農業省は「釣魚島は中国固有の領土」とした上で、中国の海洋権益を守り、漁民の安全を確保するために農業省漁政局と関係自治体が巡視活動を不定期に実施するとした。
カンボジアの首都プノンペンで11日に行われた日中外相会談について、外務省は13日、「玄葉光一郎外相から、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を平穏かつ安定的に維持・管理する政府の方針は説明したが、国有化とか東京都の購入計画について言及はなかった」と説明した。
同日開かれた自民党外交部会、領土に関する特命委員会の合同会議で外務省アジア大洋州局の山野内勘二参事官が説明した。ただ、中国側が日本政府や東京都による尖閣購入について言及したかどうかは「中国側独自の主張はあったが、詳細については差し控える」と述べるにとどめた。
会談では、中国の楊潔●(簾の广を厂に、兼を虎に)外相が「対話や協議を通じて問題を処理する正しい道に戻るべきだ」として、国による尖閣購入を撤回するよう要求したことがわかっている。
当然と言えば当然だが、超強気の中国と早くも腰砕け気味の日本政府だが、人気回復だか票欲しさだか、覚悟も何もなく国有化などと口走ったツケは限りなく重い。どうも武力衝突も絵空事ではなくなってきた尖閣諸島だが、今後、日本政府はどうするのだろうか。
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