12日の日経平均株価は、先物への売りが出て、底を探るような状態だったようで、前日比130円99銭安の8720円01銭と6連敗し、終値としては6月15日以来約1カ月ぶりに25日移動平均線を割り込んだ。日銀金融政策決定会合の結果公表で円が対主要通貨で下落したため、日経平均はやや値を戻したが、円が下げ渋ったことから株式市場では売りが加速して一段安となった。東証1部の出来高は18億4484万株。売買代金は1兆581億円と、9営業日ぶりに1兆円台を回復した。騰落銘柄数は値上がり310銘柄、値下がり1243銘柄、変わらず104銘柄。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、1ドル79円台後半に上昇して始まったが、日銀金融政策の現状維持などを受けてドルが反落、終盤はユーロ安に押された。午後5時現在は79円28~28銭と前日比02銭のドル安・円高だった。11日の海外時間に、FRBがQE3に消極的との観測が出て、ドルは早朝には79円台後半まで上昇したが、東京時間に入ると日銀の政策発表を控えたポジション調整売りに押されて伸び悩み、午前10時半に発表された6月の豪雇用統計が弱い内容となり、クロス円売りが強まったことも響き、79円台半ばに軟化したようだ。正午過ぎに発表された日銀の金融政策は、一時は緩和的に受け取れる一部報道が注目され、ドルは79円90銭前後まで急伸した。しかし、輸出企業などの売りで80円台に乗せられなかったことで、上値の重さが意識されたことから金融政策の現状維持の浸透に伴ってドルは再び79円台半ばに値を下げた後、ユーロ安に影響されて79円台前半に沈んだ。
国産初の小型旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を開発している三菱航空機は、米航空会社のスカイウエスト(ユタ州)からMRJ100機を受注することで基本合意したと発表した。数週間以内に正式契約を結ぶ。納入は2017年に始め、20年末までに完了する予定。MRJは全日本空輸など3社から130機受注しており、スカイウエストとの合意で受注は230機になった。しかし、株価は下げているのはやむを得ないだろう。トヨタ、コマツもしっかりと値を下げているのはやや悲しいtころだ。
日本ブログ村へ(↓)