2日の日経平均株価は、円が対ドルやユーロで強含んだことから前週末比3円30銭安の9003円48銭と4営業日ぶりに小反落し、安値けだった。市場は先物への断続的な売りに押されて大引けでマイナスに転じた。しかし、終値で9000円台を維持するなど売りの勢いも弱かった。東証1部の出来高は14億6953万株と5営業日ぶりの15億株割れ。売買代金は8496億円と4営業日ぶりに9000億円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり662銘柄、値下がり839銘柄、変わらず173銘柄。
週明け2日の東京外国為替市場のドル円相場は、クロス円を中心としたポジション調整の売りになびいて軟調となったようだ。午後5時現在は、1ドル79円62~64銭と前週末比03銭の小幅ドル高・円安だった。前週末の海外市場では、EU首脳会議が金融機関への直接資本注入などで合意したことから市場のリスク回避姿勢が後退、ユーロやその他のクロス円の上昇につれてドルは対円で値を上げた。週明けの東京市場で朝方に発表された日銀短観は、大企業製造業などの業況判断が市場予想よりも改善したことから小幅ながらドル売り・円買いに振れた。一時、79円80銭台まで上昇したが、中国景況関連指数を材料にした豪ドル売り・円買いなどクロス円の売りに押されて次第に下落し、79円台半ばでもみ合ったようだ。
今日のトヨタは円高傾向が嫌気されたのか、小幅な下落、コマツもやや下落して引けているが、三菱重工だけは値を保って引けているようだ。
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