25日の日経平均株価は先物への売りに押されて軟化、さらに円が下げ渋ったことから下げ幅を広げて、前週末比63円73銭安の8734円62銭と続落だった。しかし、週初ということもあって市場参加者は少なく、下値も限定的だったようだ。東証1部の出来高は13億8677万株と4営業日ぶりに15億株を割り込み、売買代金は8378億円と3営業日ぶりの9000億円割れとなった。騰落銘柄数は値上がり609銘柄、値下がり927銘柄、変わらず133銘柄。
 
週明け25日の東京外国為替市場のドル円相場は、利食い売りに押されてドルが反落。欧州勢が参加する終盤は、ユーロ売りにつれてさらに下落したようだ。午後5時現在は1ドル80円06~06銭と前週末比28銭のドル安・円高だった。前週末の海外市場では、日米の金利差拡大観測や消費増税をめぐる政局混迷を受けてドル買い・円売りが進んだが、東京市場も朝方に80円60銭前後まで値を上げる局面もあったが、その後は利益確定のドル売りに押された。月末が近いことから輸出企業によるドル売りも意識されているようだ。その後は目立った材料に乏しく、80円台前半で推移、欧州勢の動向を見極めたいとして様子見姿勢の強い展開が続いたが、ユーロが下落すると80円ラインまで値を下げたようだ。市場筋によると、上値は80円75銭近辺で輸出企業の売りが観測されている。下値は80円近辺にストップ、79円台後半から半ばにかけてビッドがあるという。
 
トヨタは、輸出向け乗用車などの海外生産移管や製造体制の再編を通じ、国内生産能力の縮小の検討に入ったようだ。株価は小幅な下落だった。三菱重工は変わらず、コマツはやや値を下げて引けている。
 
 
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