野田佳彦首相は2日、内閣改造を4日にも断行する方向で調整に入った。「政治生命を懸ける」消費税増税関連法案の今国会成立には、自民党の協力が不可欠と判断。参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相、前田武志国土交通相ら4閣僚程度を交代させる方向で検討している。首相は3日に再会談する小沢一郎民主党元代表にもこうした方針を説明し、協力を求めるものとみられる。

改造をめぐってはスパイ疑惑のある中国大使館の元1等書記官との関係が浮上した鹿野道彦農林水産相の交代も有力視されている。また、静岡県熱海市の旅館倒産に絡む民事訴訟の弁護士報酬をめぐり、国会で追及された小川敏夫法相の名前も取り沙汰されている。

首相は小沢氏との再会談でも、消費税法案をめぐる自民党との修正協議を急ぐために改造を断行し、21日の今国会会期末までに衆院採決する意向を伝える予定だ。

ただ、小沢氏は増税反対の姿勢を崩しておらず、再び会談が決裂する可能性は高い。また、会談に同席する輿石東幹事長は問責閣僚の交代には「大義がない」と依然慎重とされ、修正協議でも自民党に大幅譲歩することに難色を示している。このため、首相が輿石氏の処遇を含めた役員人事に手をつけるかどうかも焦点となりそうだ。

一方、自民党の岸田文雄国対委員長は2日、広島市内の会合で、輿石氏から石原伸晃幹事長に修正協議の申し入れがあったことを明らかにした。ただ、輿石氏は自民党が協議入りの条件としている法案の採決日程を提示せず、消費税増税に反対している共産党などを含めた全党協議を提案したため、結論は出なかったという。
 
 
参議院で問責を受けた、受けないは別にしてもまともに仕事のできない大臣はとっとと交代させるべきだろう。民主党が政権を取ってある意味政治が身近になった。こんなのでも総理大臣、国務大臣が務まるなら夜な夜な新橋界隈でインタビューを受けているおじ様達でも体さえ丈夫なら十分に国政を担当することが可能だろう。こんなことを言ったら新橋おじ様族の皆様に失礼だろうか。まあ本音は小沢一派の説得は不可能だから自民党に歩み寄ってもらって消費税増税を成し遂げたいというところだろうが、・・・。
 
 
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