菅直人前首相が顧問を務める民主党有志の「脱原発ロードマップを考える会」は31日、再生可能エネルギーの推進などにより平成37年に脱原発を実現するとの提言案を大筋了承した。政府は現在、原発比率を42年に15%とする案を軸に検討している。菅氏らの提言案は、これを大幅に上回る急進的な内容で、原発再稼働を急ぐ野田佳彦首相の方針と明らかに異なっている。

菅氏は5月28日に行われた国会の東電福島原発事故調査委員会の参考人聴取で、事故対応などについて自己弁護に終始したばかり。聴取では「最も安全な原発は、原発に依存しないこと。つまり脱原発の実現だと確信した」と強調したが、提言案はやはりそれに沿った内容となった。

31日の会合で、菅氏は原発再稼働が近いことを念頭に「いろいろな意味で重要な時期にある。有志の会として、ピリッとしたものを国民に直接示せるように頑張りたい」と、脱原発に邁進(まいしん)することを宣言。菅氏は党の新エネルギー政策担当の最高顧問を務めているが、政権の方針をよそに相変わらずの「独断専行」ぶりをのぞかせた。
会は提言案を微修正した上で正式決定し、「第2次提言」の検討にも着手する。
 
 
本当にどうしようもないバ菅だ。「なくす、なくす」とわめいてみても何でそれを代替するかという現実案が何も見えない。ただのパフォーマンスなら子どもにでも言えることだ。具体的にどのようなエネルギーで原子力を代替するのか、その確実性はどうなのか、環境への影響はどうなのか、そうした具体的な項目を検討してものを言うべきだろう。ヤマタノオロチではないが頭ばかり多くて方向が定まらない民主党は一度解体して出直すべきだろう。
 
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