30日の日経平均株価は、売り買いともに見送りムードが強かったが、引けにかけて下げ幅を縮めtものの、前日比23円89銭安の8633円19銭と5営業日ぶりに反落だった。ユーロ・円が99円を割り込むなど円が強含みで推移したが、日経平均がさらに下値を模索するような動きにはならなかった。それでも積極的な買いもみられず、8600円台では上値が重くなったようだ。東証1部の出来高は16億2083万株。売買代金は9494億円。騰落銘柄数は値上がり658銘柄、値下がり868銘柄、変わらず150銘柄。
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤にユーロ安・円高の進行に引かれて売られる展開となり、1ドル79円台前半に下落した。午後5時現在は79円34~35銭と前日比13銭のドル安・円高だった。市場の関心がユーロに集中している中、手掛かりの乏しいドルと円は取引量はそこそこの水準だが、売り買いは均衡している状態で、日中はおおむね79円40~55銭程度の狭いレンジで推移した。
しかし午後4時を過ぎると、ユーロ売り・円買いの動きにつれて対ドルでも円買いが優勢となったことから気配値で79円30銭を下回る水準まで下落した。中国が大規模な景気対策を検討しているとの見方が後退し、この日のアジア株が下落したほか、30日序盤の欧州市場でスペインやイタリア国債の利回りが上昇し、欧州株が下落して始まったことで、リスク回避の動きが強まった。ドルが79円台を割り込んだ場合、78円台半ばが次のドル円の下値目標になるというが、週末に米雇用統計を控えており、投機筋がドル円を積極的に売り仕掛ける雰囲気もないという。
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工はやや大きく値を下げた。コマツも同も冴えなかったようだ。
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