23日の日経平均株価は、日銀が追加金融緩和を見送り、円が対主要通貨で上昇すると下げ基調を強め、香港ハンセン指数の下げ足が速かったことも加えて前日比172円69銭安の8556円60銭と3営業日ぶりに大幅反落。終値で8600円割れは1月18日以来約4カ月ぶり。TOPIXは21日の年初来安値を下回った。先物への断続的な売りも株価を押し下げたようだ。東証1部の出来高は19億1663万株。売買代金は1兆920億円。騰落銘柄数は値上がり244銘柄、値下がり1366銘柄、変わらず65銘柄。
 
23日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策の現状維持でドルが売り込まれたが、午後は1ドル79円台半ばでもみ合ったようだ。午後5時現在は79円51~52銭と前日(午後5時、79円56~58銭)比05銭のドル安・円高だった。格付け会社のフィッチ・レーティングスの日本国債格下げでドル買い・円売りが進み、1ドル80円台まで上昇したが、日銀が決定会合で金融政策の現状維持を決めると、追加緩和を期待して思惑的なドル買い・円売りを進めていた海外勢がドル売りに動き、79円台半ばに下落した。格下げで生じたドル高・円安の調整で、日銀の決定はきっかけにすぎず、そもそも円安基調は長続きしないという。
 
三菱重工が反落し、一時14円安の314円まで売られた。同社とJAXA(宇宙航空研究開発機構)は18日早朝、同日午前1時39分にH-2Aロケットによって打ち上げられた第1期水循環変動観測衛星「しずく」および韓国多目的実用衛星3号機「KOMPSAT-3」について、打ち上げが成功したと発表、商業衛星打ち上げが成功し、今後、衛星打ち上げビジネスの展開に弾みがつきそうだ。ただ、全般相場が、欧米株の下げの影響で軟調に推移しており、株価への反応はみられていないようだ。トヨタも小幅ながら値が緩んで引けている。コマツもいけないようだ。
 
 
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