22日の日経平均株価は、アジア株の上昇でやや持ち直したが、日銀金融政策決定会合や、EU(欧州連合)非公式首脳会談を控えて積極性も乏しく、上値を追うには至らず、前日比95円40銭高の8729円29銭と続伸ながら冴えがないようだ。高値圏で横ばいとなり、終値としては3営業日ぶりに8700円台を回復した。東証1部の出来高は15億1921万株。売買代金は9174億円と、連日で1兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり1081銘柄、値下がり471銘柄、変わらず123銘柄。
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州信用不安がやや和らぐとポジション調整とみられる買いでドルが強含みとなった。欧州が参加すると、ドル買い優勢の流れが鮮明となり、じり高商状となっているようだ。午後5時現在は1ドル79円56~58銭と前日比24銭のドル高・円安だった。
欧州不安に対する過度の危機感が和らぎ、東京市場も79円台前半で始まったが、その後は輸入企業によるドル買いで底堅く推移。午後は、前日に下落した豪ドルが79円近辺まで上昇するなど、リスク回避の反動とみられるクロス円の買いに支援され、ドル円も買い戻しがみられた。ギリシャでは財政緊縮派が支持を集めており、為替全般の地合いとしてはポジティブの方向に働いているという。今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を伸ばして堅調のようだ。
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