中国が同国軍制服組トップの郭伯雄・中央軍事委員会副主席の24日からの日程で調整していた日本訪問を延期すると日本政府に通告してきたことが19日、分かった。13日の日中首脳会談で沖縄・尖閣諸島をめぐる応酬があったことや、14~17日の日本での「世界ウイグル会議」開催への中国側の対抗措置とみられている。先に韓国も金寛鎮国防相の月末の訪日見送りを表明しており、野田佳彦政権は防衛交流を深めたい中韓両国から揺さぶりをかけられている形だ。
郭氏の訪日について日中両政府は当初、4月中旬で予定していたが、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射時期と重なったため延期し、今月24日からの日程で再調整していた。
中国は核開発を続ける北朝鮮に対する大きな影響を持ち、中国の軍備増強の透明性を高めるためにも、日本政府は日中間の防衛交流を「持続的、安定的に継続・推進することはアジア太平洋地域の平和と安定に必要不可欠」(平成23年度防衛白書)としている。
17日の田中直紀防衛相と中国の程永華駐日大使の会談でも中国漁船衝突事件で冷え込んだ日中防衛交流を推進する考えで一致していた。
一方、日韓両政府は軍事情報保全の規則を定める日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結を目指している。「韓国も日本の北朝鮮情報をほしがっている」(政府筋)とされ、金国防相が30~31日に訪日し、田中氏とGSOMIAに署名する方向で調整されていた。
しかし政府筋によると、わが国固有の領土でありながら韓国が実効支配を進める竹島や、すでに解決済みである慰安婦の問題を理由に、韓国側が金氏の月内の訪日を見送る方針を伝えてきたという。
この両国はよほどの変化がない限り日本の真のパートナーとはなりえないだろう。何かがあればなんだかんだと因縁をつけて来るだろう。韓国が日本に武力行使をしてくることはないだろうが、中国は南西諸島をめぐって武力を行使してくる可能性がある。お付き合いがその辺を良く斟酌してするべきだろう。来たくなければ来なくてもいいのではないか。どうせ民主党政府などろくな対応も出来ないだろうし、軍事機密をさらけ出してしまうのが関の山だろうから。
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