18日の日経平均株価は、欧州経済不安からドルが下げると株価も一気に値崩れして、前日比265円28銭安の8611円31銭と大幅反落し、終値としては1月18日以来4カ月ぶりの安値を付けたようだ。下げ幅は昨年8月以来の大きさ。TOPIXは1月16日の年初来安値725.24ポイントを下回る場面があったが、終値では辛うじて上回った。東証1部の出来高は20億5374万株。売買代金は1兆2187億円。騰落銘柄数は値上がり186銘柄、値下がり1443銘柄、変わらず47銘柄。

週末18日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州信用不安と米国の経済統計悪化を受けて大幅安となった。午後に入ってユーロなどクロス円の下落が強まり、これに引きずられてドルも一段安となった。午後5時現在は1ドル79円28~28銭と前日比1円04銭のドル安・円高だった。スペインの大手銀行から10億ユーロ以上の預金が流出しているとの報道を材料にユーロが下落し、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が8カ月ぶりのマイナスとなり、ドル円も下げが強まった。東京市場でも午前中はドル円に絡む目立った材料に乏しく、79円台前半の狭い値幅で推移したようだ。
 
 
三菱重工が反落し、一時14円安の314円まで売られた。同社とJAXA(宇宙航空研究開発機構)は18日早朝、同日午前1時39分にH-2Aロケットによって打ち上げられた第1期水循環変動観測衛星「しずく」および韓国多目的実用衛星3号機「KOMPSAT-3」について、打ち上げが成功したと発表。商業衛星打ち上げが成功し、今後、衛星打ち上げビジネスの展開に弾みがつきそうだ。JAXAは、九州工業大学が開発した小型副衛星「鳳龍弐号」に対しても計画通り分離信号を送出したことを確認した。また、「しずく」の太陽電池パドルがオーストラリア上空付近で展開されたことを確認、衛星の状態は正常としている。
 
トヨタもコマツも大幅な反落で引けている。日本企業の経営状態からすれば売られ過ぎには違いないが、株価は心理戦だから難しい。
 
 
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