16日の日経平均株価は、アジア株の下落で景況感の悪化が著しく、前日比99円57銭安の8801円17銭と大幅続落だった。終値としては1月30日以来の安値となった。円相場は目立った動きがみられなかったが、先行き不安で自動車株など輸出関連株が売りに押され、日経平均は一時8800円割れとなり、下げ幅を140円超に拡大する場面もあった。東証1部の出来高は19億8244万株。売買代金は1兆1862億円。騰落銘柄数は値上がり325銘柄、値下がり1260銘柄、変わらず83銘柄。

16日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州債務問題の再燃懸念からユーロを売ってドルを買う動きが広がった。ドルは対円でも上昇したようだ。午後5時現在は1ドル80円37~39銭と前日比46銭のドル高・円安だった。ユーロが下落する一方、5月のニューヨーク州製造業景況指数や住宅建設業者信頼感指数が市場予想を上回ったことから、ドルが上昇、東京市場も海外の流れを引き継ぎ、ドルは対円で徐々に上昇した。値幅は限定的ながらも、リスク回避目的の資金がドルに集まったことから80円台前半で堅調に推移した。日経平均株価が一時8700円台まで下落するなどアジアの株式市場が低迷したことも、投資家のリスク回避姿勢を後押ししたようだ。
 
トヨタは円安にもかかわらず景況感の悪化から大きく値を落としている。H2Aロケット21号機の打ち上げを18日未明に控えた三菱重工も小幅な下落、コマツは遂に2千円台を割り込んでしまった。
 
 
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