14日の日経平均株価は、手掛かり材料もなく小幅な上昇のまま、こう着状態となり、前週末比20円53銭高の8973円84銭と4営業日ぶりに反発。一方、TOPIXは同1.70ポイント安の756.68ポイントと4日続落した。為替に対しては神経質で、後場寄り直後は円の伸び悩みを背景に持ち直したが、ドル・円が80円を割り込む場面では、上げ幅を縮めた。東証1部の出来高は16億5958万株。売買代金は9919億円と、2日以来6営業日ぶりに1兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり391銘柄、値下がり1198銘柄、変わらず86銘柄。

週明け14日の東京外国為替市場のドル円相場は、週末の材料が下支え要因となり、1ドル80円近辺でもみ合ったようだ。東京市場では5月8日以来約1週間ぶりとなる80円台を付けたようだ。午後5時現在は80円14~16銭と前週末比23銭のドル高・円安だった。

 
前週末に発表された5月の米ミシガン大学消費者景況感指数が堅調だったことから、ドルは海外市場で強含みに推移したようだ。週明けの東京市場も、80円近辺で始まった。中国が週末に預金準備率を0.5%引き下げると発表したため、リスク回避姿勢が弱まることも期待されたが、ドイツ与党の選挙は遺体を受けてユーロ売り・ドル買いが強まり、ドルは対円でもじり高となって一時80円10銭台に乗せた。ポジション調整でドル買いが入ったようで、欧州時間帯には80円台までドルが買われるのではないかとの期待もあるという。
 
 
 
三菱重工の大宮英明社長は、国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の納入が約1年半遅れることになったことについて、「競合機種と比べ燃費で優位性があり、大きなダメージはならない」と自信を見せた。また、宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長は、次期基幹ロケット「H3(仮称)」について、低軌道の中型地球観測衛星から静止軌道の大型通信・放送衛星、将来の有人宇宙船の打ち上げまで、幅広く対応できる設計にしたい考えを明らかにした。この辺りは三菱重工にはプラスになるだろうが、株価はそう大きくは上げてない。トヨタは小幅な反落で引けている。コマツも小幅な反発で何とか2千円台を守っている。
 
 
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