2日午前9時から同10時前にかけて、尖閣諸島(沖縄県石垣市)・魚釣島近くの領海外側の接続水域(幅約22キロ)内で、中国の漁業監視船2隻が航行しているのを、第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船と航空機が確認した。2隻は午前11時50分までに一度接続水域から出たが、午後6時過ぎから再び約20分間接続水域内に入った。2隻はその後も接続水域近辺を航行しており、11管の巡視船が監視を続けている。

2隻は漁政204と同203。11管によると、巡視船が漁政204に対し無線で領海に侵入しないよう警告すると、漁政204は「我々は中国の海域でパトロール中である」と応答してきたという。

中国船が接続水域内を航行するのは今年に入って5回目。石原慎太郎東京都知事による尖閣諸島の一部購入計画公表以後では初めて。
 
中国も何とか圧力を加えて領土問題があるという既成事実を作りたいようだ。まあ、あまり相手にしない方が良いかもしれない。尖閣諸島に領土問題はないという姿勢は崩してはいけない。中国が本当に尖閣諸島が自国領土と信じているのならもうとっくに武力侵攻・奪回作戦を実施しているだろう。それをしないで遠巻きに圧力を加えているのは国際法上自国に不利という思いがあるからだろう。ここで領土問題を認めてしまうと相手の思うつぼだから淡々と既成事実を積み上げていくしかないだろう。
 
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