政府は26日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射をめぐる危機管理対応検証チームの報告書を公表した。国民への発射情報の提供が遅れた問題について、発射失敗のケースを「あり得ることは認識していた」としながらも、「発信すべき情報を事前に調整、共有していなかった」と、実際に想定して準備していたわけではないことを認めた。
 
13日のミサイル発射の第一報は、午前7時40分に米軍から早期警戒衛星(SEW)の情報として防衛省に伝えられたにもかかわらず、政府が公表するまでに40分以上もかかった。この間、政府は発射情報が報道される中、「発射を確認していない」との情報を自治体に流して混乱を招いた。
 
 
あらゆる事態を想定して最悪の事態に対応できるようにしておかないと危機管理にはならない。要するに現政府には北朝鮮のミサイル発射について危機という認識はなかったということだろう。「未確認ではあるが北朝鮮がミサイルを発射したようだ。現在事実を確認中である」という発表で良かったはずだが、そうした機転も利かなかったということでは自分たちを守ることは出来ても国民を守るなんてことは出来ないだろう。困ったものだ。
 
 
日本ブログ村へ(↓)