26日の日経平均株価は、日銀金融政策決定会合を控えて売り買いともに低調で、方向感が定まらず、前日比82銭高の9561円83銭とささやかに小幅続伸だった。円が対主要通貨で下げ渋ったことで値を落としたが、売り急ぐような動きもなkれば、拾う動きも目立たず、小安い水準で停滞していたが、引け際にプラス圏まで持ち直したようだ。東証1部の出来高は15億5562万株。売買代金は1兆762億円と5営業日ぶりに1兆円台を回復した。騰落銘柄数は値上がり875銘柄、値下がり613銘柄、変わらず183銘柄。
26日の東京外国為替市場で、ドルは対円で小幅な下落だった。輸入企業のドル買いが見られたが、その後は輸出企業のドル売りが入ったが、明日27日に日銀の金融政策決定会合を控えて投機筋は様子見となっており、ドル売りは限定的だった。市場では日銀が追加緩和を実施するとの見方が強く、資産買い入れ基金の規模が10兆円増額され、買い入れる国債の年限が現状の2年以下から5年まで延ばされれば素直に円売りで反応する。一方、基金の増額が5兆円にとどまり、年限も3年までしか延ばされなければ円買いが進むだろうという。午前7時以降、ドル・円は81円09銭-42銭で推移したようだ。
三菱重工は、三菱航空機が国産小型ジェット機「MRJ」のスケジュール見直しを発表したようだ。試験機の初飛行の時期を2013年度第3四半期(10月から12月)とし、当初伝えられていた12年の第1四半期(4月から6月)から先延ばしの見込みになった。発表によれば、順延の要因は、製造工程の見直し及び確認作業や、開発段階での各種技術検討に多大な時間を要しているため。量産初号機の納入は2015年度の半ばから後半にするとした。
MRJ(三菱リージョナルジェット)は、70~90席クラスの次世代民間旅客機。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、大幅な燃費低減と騒音・排出ガスの削減を実現。圧倒的な運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献するという。
三菱重工は小幅安、トヨタは小幅高、コマツはやや大きく値を落として引けている。
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