24日の日経平均株価は、円高を嫌気するムードや中国株の安値が嫌われ、前日比74円13銭安の9468円04銭と4日続落だった。終値としては17日以来1週間ぶりに9500円を割り込んだ。日経平均は一時110円超の下落をみせたあと、下げ渋ったものの、見送りムードが強く、戻りは限られた。東証1部の出来高は15億3084万株。売買代金は9899億円。騰落銘柄数は値上がり456銘柄、値下がり1081銘柄、変わらず135銘柄。
24日の東京外国為替市場で、ドルは円に対して弱含み展開となり、1ドル81円を割り込んで下落した。豪ドル・円の急落が主要通貨に対する円買い圧力を強めたようだ。豪州の1-3月期CPI(消費者物価指数)が前期比0.1%増になったことでインフレ懸念が後退し、豪準備銀行(RBA)が5月1日の理事会で利下げに踏み切るとの思惑が強まり、豪ドルが円など主要通貨に対し急落したようだ。豪ドル・円が一段安となったことで、ドル・円はストップロス(損失確定)のドル売り・円買いを巻き込み下げ幅を拡大した。東京株式市場やアジア株が下落するなか、リスク回避目的の円買いもドル・円の上値を圧迫したようだ。連休前ということもあり輸出企業は81円台で積極的にドル売り・円買いを仕掛けてきている。下値のフシ80円50銭を割り込めば一気に80円割れもありうるという。午前7時以降、ドル・円は80円26銭-80円82銭、豪ドル・円は82円90銭-83円77銭でそれぞれ推移したようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに小幅な下落で引けているようだ。
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